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無駄の排除ではなく、「資源の最適配分」だあ(^O^)

ある社長がぽつりと一言。

「コンサルってよく『無駄の排除』『削減』っていうけれど、その会社にとって本当に『無駄』っていうのは何か分かってるのかねえ」と。

よく、経営計画などを立てる場合は、無駄の排除から議論される。
経費削減にまず「交際費」が標的に上がる。その他経費、そして「人件費」の削減・・・。

でも考えても見れば、「経費」削減が至上目的なら、「人件費」なんて言ってみればすべて、無駄な費用だ。

なんていうと極論、と言われるかもしれないが、「費用」というのは何かを生み出すために消費しているのであって、単に無駄を作るだけのために存在しているわけではない。

一番の「敵」にされやすい「交際費」だって、使うことによって人間関係が円滑になり、それがプラスの効用をもたらすことだってあるのだ。

では、経費をじゃんじゃん使えばいいのか?それは違う。

コンサルの小宮一慶氏がおっしゃっているのは、無駄の排除ではなく
「資源の最適配分」
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「人」「モノ」「カネ」限られた「資源」を最適に配分することが大切であって、
「交際費」そのものが悪いのではなく、限られた「カネ」という経営資源を有効に生かすには本当に「交際費」に配分するべきなのか、という発想。

これは「なるほどなあ」と思った。

経営の一番の敵は「視野狭窄」になること。
目先の経費削減や売上追求にとらわれるのではなく、全体を見渡さなくてはいけない。
そのためにも、自分の現在持つ「資源」とそれをどう「配分」するかを見なくてはいけない。

それは、日常生活においても言えるのではないか。
例えばプライベートにおいても「お金」と「時間」という資源がある。

例えば、昼寝をして「時間」を食ってしまい、しまった、と思っても、その代わりにストレスを発散し、また元気に仕事をして「お金」を稼いだのならば、それば決して「無駄な」時間ではないのかもしれない。

また、女性の話にするとワーキングマザーにおいても専業主婦にしても、誰でも「時間」や「お金」という資源の最適配分という発想は当てはまってくる。
無駄の排除ではなく、「資源の最適配分」だあ(^O^)_c0190486_2221352.jpg

昼寝をした自分へのなぐさめだったり、「最適」に配分せずさぼりまくる「自分に甘い自分」への戒めであったりする。

ダラダラとネットをする時間、という「資源」も、有効な「配分」の仕方があるかも?!

一方で小宮氏は「他人」のために「時間」や「お金」を出し惜しみするより、惜しみなく提供できる人の方が長期的に見て「信頼」という目に見えない「資源」を得ている、とも書いています。

つまりケチはイカンということです。
by hito2653 | 2014-01-27 22:02 | 雑感。