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現場百回と金融機関のコンサルティング機能

先日、訪問させていただいた製缶板金工場の企業の社長さんからこのようなことを言っておられました。

「最近の金融機関の若い担当者は用事だけ済ませるとスグに帰ろうとする。
私は引き止めようとして言う。

『どうして現場を見てくれないのか』と。

現場を見て、そこの『空気』を感じて欲しい。
活気があるのか、ないのか。
従業員はイキイキしているのか、していないのか。
この会社に金をかしていいのかダメなのか。

そして、私は『教えて欲しい』色々な会社にいかれれている中で、きっと私達の知らないことを知っておられるはずだ。
わが社は何を直せばいいのか。どんな小さなことでもいい、教えて欲しいんです」


先日、講演で金融機関出身の先生が、
「金融機関のコンサルティング機能」についてお話されていました。
なるほど、とその場で思ったのですが、

オハズカシイ話、中小企業金融円滑化法に基づく、金融庁の監督指針に
「金融機関のコンサルティング機能」という言葉が使われていたのですね。(H23.4)

しかし、「現場」を知らなければ「コンサルティング」なんてできるはずがありません。

「現場百回」
とは昔からよく言う言葉です。

幸いにして、私は中小企業大学校の実習のときから、色々な現場を多少なりとも見させて頂いたかと思います。でもまだまだ足りません。現場百回。自分にも言い聞かせるべきキーワードです。
by hito2653 | 2011-11-13 10:56 | 診断士