「D.カーネギーの会話力」創元社
この人がテレビに出ているのって、話し方が笑える。ただ、
笑えるだけでなく、展開があって面白いっていうのが人気の理由なのでしょうね。ゆっくり話しているのは次の展開を考えながら話しているためでしょうか。
・・実は今、私は、、「会話」というものに、結構悩んでいます。( ´Д`)
話す方だし、アホ話を話すとテンポとオチがあってみんなに面白いって言われるんだけど、仕事となると途端「会話」に苦労してしまう。
実際、仕事となると「報告が遅くなっちゃいけない!」と思って焦るあまり、「事実」と「意見」や「推論」がごちゃ混ぜになったりして、誤解を生んだり、「で、何が言いたいの?」と話しのゴールが見えなくなって思考停止に陥ってしまったり。
そこで手に取った本。
D.カーネギーの本は以前読んで非常によかったので「会話」にフォーカスしたここちらの本も、当たり前のようでできていないことが簡潔で分かりやすくとてもためになる本でした。
↓以前書いたD.カーネギーの代表作のレビューです。
D.カーネギー「人を動かす」
色々と書いてありましたが、参考になった部分を残しておきます。
(P.14)
話をするには準備が必要
・情報を集める
◆それについてできるだけの情報御集める。説明に必要な程度の10倍の知識がなければならない。
・聴き手を知る
◆どんなにじょうずな話でも、聴き手に通じなければ何にもならない。すぐれたコミュニケーションの半分は、聴き手を理解することだといっていいだろう。
(P.20)
メッセージをテレビ化する。
(P.52)
名前をおぼえる
誰かに初めて出会ったら、その人の名前を何としてもおぼえてほしい。名前はその人にとって、他の何よりも心地よく大切な言葉に聞こえることを覚えておこう。
つまり、私の「会話力」の足りないところ、まずいところは「準備不足」に集約されていると思います。相手に話すだけの情報が足りない、聴き手のことを知らない、自分の知ったことを自分中心で話してしまう・・。
できるだけ「情報」を集めるため、忙しくても資料を丁寧に読む、ときには自分の案件の現場に自らの足でおもむき、情報を増やす。
中途半端な「推論」や事実の裏付けのない「意見」がかえって仕事の効率を落としてしまう。
丁寧な準備。これを目標として「会話力」をつけて行きたいと思います。