お茶のお稽古の後、上賀茂神社へ茅の輪くぐりに行ってきました。唱える言葉や回り方が意外に難しくて、むにゃむにゃ考えながらくぐりました。
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6月の主菓子は「水無月」でした。私知らなかったんですが、6月に水無月を食べるのは全国的な習慣だと思っていたのですが、ここまで習慣づいているのは京都だけだそうなんですね。「水無月」は縁起物らしいです。6月は水無月で、1年の折り返し地点。だから無事に過ごせた半年の厄を払い、これから半年の無事を祈って、食べるお菓子で当時貴重だった氷をかたどっているそうです。

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空前の大ヒット作、読みました。
「色彩を持たない・・」に続き、「ベストセラーだから読んでみる」という体で書店にベストセラーコーナーに積まれているのを買った感じです。
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それにしても、作者の百田尚樹さんは「情熱大陸」にも出ていたり、「今でしょ」の林先生ばりに「旬の人」になっていますね。

旬、というと季節が過ぎると減速していくみたいな表現ですが、おそらく今後も売れ続けるだろうな、という感じがします。

Amazonでもレビュー数と評価の高さがハンパないです。某村上氏と違って☆1の人なんてほとんどいない。これもすごいことです。

ですが、そんな中で私がこんなことを言うと袋叩きにされそうですが、
「私は」あまり好きな作品ではありませんでした。

情熱大陸でも文章を簡潔にするために「センテンスは短め」「躍動感のある描写を心がけている」とのことでしたが、まるで「映画化」を最初から目論んでいたかのような展開と、
「涙が止まらなかった」という表現箇所の多さに「狙ってるなー」と素直でない私は思ってしまって今一つ世界に溶け込めず。

特攻隊の話なので、少し「右」寄りの本かな、と思っていたら、そんなこともなく。
「右傾化」と言われている人が言うような「愛国心」を押し売りするわけでもなく、特攻隊の人が「お国」のためでなく、愛する家族のために死すること、そして生きて帰ってくると誓った人の思いなどを現代と当時を交錯させながらストーリーが展開していきます。

侵略戦争の是非などセンシティブな問題に触れることなく、うまいこと戦争と死と家族というテーマを取り扱っています。

愛する人のために死を覚悟できるか、という平成の時代ではあえて考えることがない重いテーマについて考えさせられます。

あとは、義理人情が薄れ、「自分さえよければいい」という「自己」がものすごく小さくなっている現代人への問題提起。

映画を見たらまた見方もちがったでしょうから、映画を見る前に原作を読めてよかったなーと思います。

薄っぺらなレビューですみません。
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by hito2653 | 2013-06-23 16:38 | 読書
「千家十職展」
平成25年6月11日(火)~6月30日(日)
午前9時30分~午後4時30分
(入館は午後4時まで)


次のような案内をOBから頂き、北山へ。
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表千家北山会館って初めて行きました。
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千家十職って、、そうだったんだ、と今更納得。
そして、京都の「釜座」(かまんざ)どおりに、大西さんっていはるけど、その大西さんこそが釜師で。
釜座通りは昔、釜師がたくさん居る通りだったから釜座通りということを今回知った。
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入場料800円ですが呈茶があります。これもいまさらですが、表千家の薄茶は裏千家のように泡立てないのですね・・。そのお抹茶の写真はありませんが。お菓子は亀谷良長さんのお菓子らしいです。
お懐紙はいちお、持ってきましたが、御菓子と一緒に「よろしければどうぞ」とお持ちいただきました。
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最近テレビネタが多いのですが、先日テレビで谷一歩というタレントが霊能者の木村藤子という人に相談する、という番組がやっていました。005.gif

〇木数子といい・・・そのテの番組はあまり好きじゃないのですが・・・
普通の人生相談みたいな感じで、自分にも当てはまっていてハッとするところがあったので、メモっておきたいと思います。070.gif

その番組で出ていた谷一歩という子は知らない子でしたが、かわいい系の20代前半の今どきのタレントで、明るく物おじしない子でした。小生意気な感じがありましたが、本当に小生意気な子でなく、テレビ的にそういうキャラを作り上げられている印象を受けました。

彼女の悩みは、心の穴、というか虚無感に襲われる、ということでした。007.gif

▼ネットで文字にしてあるのを見つけたのでコピペ。
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谷「私は原因がないのに、いつも虚無感に襲われているという事です。」

木村「それはあなたの激しい二面性の性格からきます。」

谷「二面性ですか?どうでしょう?」



木村「二面性というのは絶えず2つのものが動いていると、考え方が。1つは人を畏れない雰囲気。大人を。」


谷「そうですね。全然畏れるというのはないと思っています。」

木村「これが一番怖い。畏れるっていう言葉は先輩を敬う、それから同僚を敬う。人を畏れないっていう事の中にもっと早くいうと控えめがなくなってくる。」

谷「控えめ(笑)」

木村「笑うところじゃない。笑っていい時と笑っていけない時がある。注意をされて笑ってお愛想するのはやめない。」

谷「わかりました。」
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私は彼女には、全然嫌な印象はなく、むしろ頭のいい子だなーと思いました。
「虚無感」っていう言葉も知っているし。

社会に出ると嫌でも愛想笑いしなくてはいけないことがある。
年上の人の前でもビビらずに話さなくてはいけない。
彼女はタレント職業がらか、若い間からできていて、ある意味大人になりすぎているのだと思います。

ですが、それが自分でない自分を作り、いつの間にか大人を馬鹿にしているところが出てきてしまっているのではないかと思います。

「人を畏れない」「虚無感」
自分のことをいうのも恥ずかしいのですが、これは私にも若干当てはまっています。
当然、谷一歩のようにかわいくないし、頭もよくないので、一緒にしたらしばかれますが、

いつしか、自分の物おじしない性格を得な性格だと奢っていた面があります。

しかし、「人を畏れない」というのは、実は怖いことで、遠慮の気持ちがなくなり、かえって人を敬い人から学ぶ、ということから遠ざかる。相手との距離を縮めているようで実はその逆なんだ、と気づきました。

そしてそれが二面性とそこから生まれる虚無感につながるのではないかと思いました。

こんな番組だったのですが、ちょっと私自身考えさせられるところがありました。005.gif

また、この番組で頻繁にその霊能者が
「彼(彼女)は精神バランスを崩している」という言葉を使っていました。

便利な言葉、というかなるほどな、と思いました。

面と向かって相手に「あなたは鬱です」「あなたはおかしいです」なんてなかなか言うことは出来ません。また実際に100%の鬱や100%の変人はなかなかいません。

今、鬱病とか精神病とかそういう話をしょっちゅう聞きますが、それこそ白黒の話でないですが、「そうである」「そうでない」と決めることはできません。

誰しもその要素がある。それが「精神バランス」。それが崩れたり、均衡を保ちながら生きているのだと思います。

「バランス」が悪い人に押し付け、決めつけで相手を変えようとするのはダメ。
結局、誰かの力を借りて自分で「気付く」しかないんですよね。009.gif
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まず、林修先生いわく、

さて、林修先生の名言の続きです。
まずは歴史の話から。
「歴史上勝つことは偶然が重なっている。」ということ。

しかし、「負ける人物は共通している。」と言い、
その負ける人の共通点を3つ挙げています。
情報不足

慢心

思い込み


とのこと。
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これにご自身を当てはめて説明されていましたが、ふと、会社経営にも当てはまるのかな、と思いました。

中小企業がよく経営に行き詰るのは、
財務などの知識がなく、赤字経営に陥ってしまった、市場調査等が不足しており、商品が売れないなら
「情報不足」
「慢心」からくる経営のスキ、
自社製品が市場に受け入れられるという「思い込み」

大抵、窮境原因はこの3つに収斂されていくのではないか、とも思いましたが、いかがでしょうか。005.gif
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先日あるテレビ番組を見ていたら、「今でしょ」の林修先生が、落ちこぼれの生徒に対してヤル気にさせられるのか、という企画をやっていた。
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昔の「ガチンコ」感覚で面白半分に見ていたら、目から鱗の名言が多数。005.gif

かなりの視聴者に響いたらしく、これをブログにしている人も多い。
私もその一人だけれど、一番響いた言葉は・・・。

社会において必要な能力はたった2つだけ。言い切っちゃう。

それは、「解決」と「創造」。

この2つの能力を身につける事が大事でそのためには考える能力が必要。

極端に言うと、この力さえあれば、勉強なんかしなくてもいいけど
勉強が、この力をつけるための訓練の材料になるということ。

どんな人でも困難にぶつかる。その時に、解決できる力。
そして、新しいものや、新しいことを作りだせる力。

これを持っているのと、持っていないのとでは、生き方に影響する。

学校では「どのように役立つか」を具体的に教えてくれないから
「勉強=社会では役に立つのが少ない」となってしまう。


思わず、なるほどー、とうなずいてしまった私なのでした。012.gif

でも、もしかしたら、まだ高校生くらいの頃に聞いてもピンとこないかもしれないな。
今だから、納得できるのかもしれない。

たまたま、友人の家で盗み読みした「男の器」という本でこんなことが書いてあった。

人生にトラブルはつきものである。トラブルと無縁で生きて行ける人はいない。とくに組織のリーダーの立場にある人はトラブルと接する機会かひじょうに多い。政治家なんかの仕事の半分はトラブル処理だ。トラブルとは人生における困難であり逆境である。すなわちトラブルが不得手な人間は人生に負けてしまうのである。

トラブル、と聞くと誰しも嫌がるが、「解決」する能力が社会で生きていくうえで必要不可欠であり、また本当に能力が高い人は、「解決」する能力が高い人をいうのだろうな、と思った。001.gif

よく、「自分の仕事は『調整、調整』ばかりで生産的なことをしていない」と自分の仕事を嘆いているひとがいる。

でも、「解決=調整」は「創造」と同じくらい社会で生きていくために必要なスキルであり、政治家や社長ですら、いやむしろ人の上に立つ人ほど「解決」能力が必要なのだから、そんなに嘆くこともないんじゃないかな、と思った。058.gif
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五木寛之さんと姜尚中さんが「白黒つけたがる時代に抗う」という対談をされていた。
会社の食堂に置いてあった、週刊朝日 2013年6月14日号にて発見。

五木寛之さんも姜尚中さんも最近本読んだ著者だったので、オヤっと思って見てみた。

あらゆる価値観が揺らぎ、社会全体が個々人に「白」か「黒」かを問いかけてくる時代を、私たちはどういう姿勢で生きていけばいいのか。作家・五木寛之氏と政治学者・姜尚中氏が縦横無尽に語り合った。

*  *  *
五木:震災後、日本中には沈鬱(ちんうつ)な気持ちが漂っていましたが、安倍さんが政権に返り咲いたあとは、アベノミクスの成長戦略も盛り上がって、日本全体がプラス思考というか「強い国」を目指そうと活気づいているのを感じるのですが。

姜:ええ、そうですね。

五木:そういう時代だからでしょうか、何か問題が起きると黒か白かハッキリさせて、ラベルを貼りたがる傾向がでてきた。

* * *

以下略。

世の中のこの傾向は、以前も書いたが香山リカも「人間の狭量化が加速した」と指摘。

これも以前書いたが、曽野綾子も以下のように言っている。

「すべてのことに両面がある」

善か悪か、白か黒かでしか物事を考えられないのは、幼稚さの表れだと私は思います。
「艱難(かんなん)汝を玉にす」(人間は多くの困難を乗り越えてこそ立派になる)が本当なら、
「艱難汝を僻ます」というのも事実で、どちらが嘘ともいえないものです。
多くの人は凡庸で、神でもなければ悪魔でもありませんから、完全な善人も、完全な悪人もいない。善悪九十九パーセントから一パーセントの、いわば極限の間にいて、一〇〇パーセントの善人にも悪人にもなれないのが人間です。
PHなら、7という値を境にアルカリ性と酸性に分けるのは理系的な感覚ではあっても、人間という者は善悪ははっきり分けられませんからね。ルールの中には収まらない優しさ、恐ろしさ、面白さを抱えた存在であることを見極める感受性と勇気が必要です。
(中略)
同じように権利があれば義務がある。これもまた両面です。
私たち人間には教育であれ何であれ、国民、市民、家族として他から受けたら与える義務があります。生理的に行っても私たちの体は空気を吸いこんだら吐き、食べ物を摂れば排泄します。
あらゆることにおいて「受けたら受けっぱなし」はあり得ない。それが権利と義務の関係です。

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五木寛之、姜尚中、香山リカ、曽野綾子。これだけの人が言っているんだから、世の中の白黒つけたがる傾向というのは間違いなくあるのだろう。

だから、慰安婦問題にしても、究極の選択を「白」か「黒」かで分けてしまうことは問題解決にはならない、と思うのである。

よく、日本人が「右傾化」している、と危惧する人の記事を見るが、右傾化というより白黒つけて他者を排除する傾向こそが問題であると考える。
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テレビで新刊「心」の紹介をされていて、独特の誠実で落ちついた雰囲気の語り口調の著者に魅せられ、また直接的なタイトルに興味を持ち購入。

書店で「姜尚中」の名前はよく見かけていたけれど、実際に買って読むのは初めて。

ちょっと前までは読み方さえ、分からず 「きょえいちゅう」(※許永中 イトマン事件等で知られる20世紀最大のフィクサー)と以前間違って読みそうになったことがあった(爆)

しかし、それも全く無縁ではなくて、ダーティーでアウトローな世界と隣り合わせで生きてきたことは著者自身も言っている。

そのような中で、教養を身に着け、文化人として生きるのには並々ならぬ苦労があったと推察される。現に氏の母は文盲(読み書き)であったらしい。そのような生い立ちの人が東大教授になるというのは、単純にすごいことだと思う。

いつも本を買うときや買った後、レビューを見るが、直近のものにおいては本書のレビューも「見られたものでない」レビューが多かった。おそらく、竹島に関する見解など本書の内容そのものでないところも、アンチ、ネトウヨの激しい非難につながっている。

確かに、ごく主観的で、在日の悲哀と言った感情的なところはあるかもしれない。

でも、そんなことは抜きにして読むと、文章に出てくる表現や漢字、そして近代史が結構勉強になったりする。

こんな人は今までいなかったかもしれない。偏見も何もなしに読むと勉強になる本。一読には値すると思う。
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by hito2653 | 2013-06-09 23:53 | 読書
テレビで新潮社の中瀬親方がおススメ、とのことだったので購入。

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東京近郊、夫の実家の離れに住む結婚8年の専業主婦。美人でよく気がつき努力家でもある桃子は週一回カルチャーセンターで教えています。しかし、夫が愛人をつくって離婚を言い出すとたちまち結婚生活に暗雲がたれ込めます。義父の入院と義母との確執も加わって次第に追い詰められた桃子は意外な行動に走るのでした。

「騙したのは妻か?夫か?やがて読者も騙される」との帯。


これは、よくできたエンタメ小説だな。

中瀬親方いわく、こういった傍から見ているとなんの問題もなく幸せそうに暮らしている専業主婦の奥さんのこころの闇を映し出す、するどく面白い作品だと。そして他人の家庭をのぞき見するようなワクワク感、と。
・・確かにそーだ。

そう思って読むとなお面白い。楽しませてもらいました。
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by hito2653 | 2013-06-08 16:42 | 読書
現在も本屋で平積みにされている言わずと知れたベストセラーです。
ちょこっと感想を。ちなみに、読了とともに友人に貸したため、今回は引用はなし。
ネタバレにはしてないつもりですので、これから読む方もご安心を。

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海辺のカフカ、アフターダークくらい以降は村上春樹の長編小説は読んでないなぁ、と思っていたら、これらも10年くらい前の出版なんですね。

「1Q84」は長いので読んでません(笑)

そして、「多崎つくる」も読むつもりはあまりなかったんだけど、(文庫化してから買ったらいいや、と思っていました。)
買おうかどうか友人があまりに逡巡しているので、私が先に買っちゃいました。(笑)

感想は、春樹を全部読んでいるわけでないのでエラそうなことは言えないけれど、「村上春樹」らしい作品だなぁ、と。村上春樹の長編小説は久しぶりでしたが、「ああ、この感じね」と入り込んでいけました。

やっぱり、「〇〇みたいな・・」という比喩や情景描写が秀逸です。

「村上春樹の文章は独特の心地よさがある。それがある種の『信者』を生み、購買に走らせる」と経済学者の人さえも言っていました。

ただ、一方でamazonのレビューを見ると、★が一つとか酷評も多かったです。

「都会でオシャレな僕の妄想小説」とか。

確かに、村上春樹の本の主人公はスタイリッシュでモテる男が多い。
著者近影からすると、妄想でしかない(爆)と言う人もいます。

また、36歳の男の青春の曲はクラシックや洋楽でなく「ブルーハーツ」だろ!リアリティなさすぎ、と言っているひともいました。

確かにどちらの意見も正しいかもしれません。

でも、こういう独特の村上ワールドが好きで、リリースされるたびに「待ってました」という人もいるんです。

うがったことを言うと、「嫌なら読まなければいい」それだけのことだと思います。


まあ、あれだけ平積みにされていたら、村上春樹嫌いでも読んでみたくなる気持ちにはなると思いますが。

ある人は、この本は「小説」でなく「戯曲」だ。小説だと思ってストーリーだけ追いかけるならつまらない。
と言っていました。

確かに、最後の最後まで2つばかり、謎、というか「・・、で、それはどうなった?」というところがありますが、戯曲ならそれを余韻として考えればいいんでしょう。

「村上ワールド」に久しぶりに入れて、長さもちょうどいい感じ。

静かな音楽を聞きながら、紅茶でも飲みながら読めばいいかも。

クッキーかフィナンシェみたいに小説をつまめばいいのです。

ごちそうさまでした。
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by hito2653 | 2013-06-08 16:03 | 読書