※言っておきますが、私は仙太郎の回し者でないです。
長いので、コメントは無用よん。私が備忘録的に書いているだけなのですが、読んでくれた方はサンクスです。


一週間以上前のことでありますが、 去る11月23日(祝) うちのOBの取りはからいで、茶道部有志で、 「仙太郎 丹波工場」を見学させて頂くことになったのでした。
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恐ろしいド田舎、、、車は最大乗車人数の7人を乗せ、ガードレールもコケに覆われているような山の中を、マイクロバスでもない普通の乗用車が精一杯馬力を振り絞ってぐんぐん登っていくのでした。


ほんまにこんなところに工場なんてあるんかいな・・・・。 だんだん不安になってきた・・・。 007.gif


山の木々が開けてきて・・・


そこにあったが、「芸術村」 056.gif056.gif056.gif


かやぶきの家、とても大きいとは言えない工場 005.gif


自社農園と思われる栗の木やカボチャの畑が。(DUSH村みたい)
栗をとりあえず拾ってみた。 019.gif


ちくちく あいたたたた いきなりアホをかましてしまった。007.gif


ところどころには手作りと思われる狸や地蔵の焼き物が通路を飾っている。
迎えてくれたのは・・・・


ごく小柄で頭を丸刈りにして少し汚れた作業服を着たおじいさん。
素朴そのものである。


「お、会長」
「・・・・・!!!(この人が会長??!)」


最初に工場見学をさせてもらったけれど、


これでもか!!!っていうくらいに ・・・・・・・・・・・手作業だ・・・・。


お団子まるめて、老玉の餡について 案内する会長も「すごいでしょ」っていう感じもなく 静かに笑って、案内してくれるだけだった。


なぜか「清貧」という言葉が思い浮かんだ。
それくらい素朴なのだ。 072.gif


仙太郎の何がすごいかと言うと、まず、 ・・・・・・・いっさい無添加。そして手作業。


ん?健康志向の現代じゃ普通やん?って思うかもしれない。
でもお菓子で、全くの無添加って和菓子では意外に困難なのだって。 005.gif


なぜならば、和菓子は茶道の世界ととても結びつきが強く、どんなに和菓子業界で偉そうにしている人でも茶道の先生に顎で使われるらしい。 008.gif


だって、家庭で食べる和菓子なんて知れてるし、主な受注と言えばどうしても茶道と結びつくんだって。


でも茶道は五感の世界、つまり色彩も重視するから、お茶の先生は、
「こういう色でこういう香りがするものをこれくらいのコストでやって頂戴!!031.gif


っていうわけよ。そうするとどうしても着色料や、香料、そして茶会までお菓子を持たせるために保存料が必要になってくるわけだ。


でも会長はそういうのは嫌いらから、「そういうお菓子は作りません」って言ったら、「お菓子屋ぶぜいが!」と 一気に世界の人からつまはじきにされて、全く受注がなくなってしまった時期があったんだって。


それでも自分の作りたいお菓子を作り続けた、と。


「なんでですか?」と聞くと、
「別に、着色料使って自分の作りたくないお菓子を作ったって『面白くない』でしょう?それに手作業で作ったほうが絶対面白い。ボクは面白くことをやりたい、それだけですよ」と。 006.gif


確かにその「面白いこと」にこだわる会長の言葉は説得力がある。


いたるところに会長の書いた書画や焼き物がある。 035.gif


とても素人とは思えないうまさだ。私はそういうのを見るのは大好きなので、それだけでも来た価値があったと思った。

やはり、そのレベルは只者ではなく、目立つことがキライな会長を説得してうちのOBが会長自作の詩と絵を毎日新聞に投稿したら、なんと1万人の中から選ばれて掲載されたらしい。
はり、お茶の世界から一度敬遠されてしまったこともあり、虎屋とか、他の大手お菓子屋ほどは大きくない。でも、そういうお菓子を求めている人は世の中ではやっぱりいて、ほどよい規模で堅実な経営をされている。


機械がほとんどないから、無駄な投資やメンテナンスの必要もなく、うまいこと回っているようだ。 040.gif


そういう堅実かつ、信念に基づいた一本の芯が通った経営をされているということで、経営コンサルタント会社(F総研です)に頼まれて、会長はたまに講演しているらしい。


見た目はどう見ても、講演などするようには見えない素朴なおじいさんなのだけれども。
あと、「美味しんぼ」という漫画にもどういうかたちでか分からないけれども、仙太郎が紹介されたみたい。


ちなみに、ここの餡子は100%丹波大納言。 006.gif


北海道の十勝産小豆と違って、粒が小さく餡子を取るには効率が悪いけれども、大量生産ではないので一切農薬はつかっていないし、小さな粒が押し合いへし合いして、俵型の机の上にも粒が立つこの小豆は実がしまって味がとても良い。


十勝産小豆の3倍の値段がするのだけれども。 038.gif

ところで、ここの仙太郎の紙袋は、小豆のカスを原料にして作っているようだ。それだけでもエコ+コストダウンにつながる。

袋に「仙太郎」という印刷すらない。その印刷をやめることによって600万円の経費が浮いたらしい。宣伝はしない、宣伝は口コミのみという社長の信念からでもある。


砂糖は100% 和三盆。

言わずと知れた高級国産砂糖。グラニュー糖の10倍の値段がする。


それゆえ、色々なところでコストダウンをはかっているとはいえ、

仙太郎のお菓子は


・・・高い!!!!!!!!!!


でも、高くて当然。材料はいいものつかっいるし、手作業だから従業員の生活を守るための給料も払わなくてはいけない。


それがいやなら、大量生産の何が入っているか分からないお菓子を買えばいいだけの話だ。


今まで「地味で高いお菓子」という印象しかなかった仙太郎のお菓子が急に輝いて見えて、購買意欲が沸いてきた!!!


ちなみに会長にお土産でもらった出来立ての「老玉」


お・い・ひ・す・ぎ・ま・す!!!!!!!!!!!!!!!!! 037.gif


家に帰ったら普段甘いものはあんまり食べないお父さんが食べてた!!!


コラーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 031.gif


だめよね、食い意地張ったら「清貧」とはいえなくなります。
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