カテゴリ:診断士( 74 )

久しぶりのお勉強ブログ010.gif

先週はは京都駅前の「メルパルク京都」で中小企業診断士更新研修でした。

実は京都で受けるのは初めてで、今までは何かと日程の都合が悪く、滋賀や大阪で受講をしていました。

200人くらい入る会場に女性は私含めて3名。
うーん、男社会だ・・。040.gif

時間が13時から17時と長いのに、6階に自販機がなかったことから、何も飲み物を買わずに着席してしまった・・(><)008.gif

長丁場でしたが、京都の観光のことや、再生支援の知識がブラッシュアップできてよかったです。

特に「中小企業の再生支援」というテーマで講師がレジュメに書いていないことをポロっといったことが核心をついているなぁと思いました。


メモ的に残しておきます。
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・社長が従業員の「自慢」をする会社は未来がある
逆に社長が従業員の「悪口」ばかり言う会社は危ない
 

・ヒアリングは重要な資料集めである。相手の言うことをよく聞く。「議論」はしない。006.gif

よく、相手の言うことは8割しか理解できず、それをさらに相手に伝えるときは7割しか伝わっていない、つまり従業員なりに聞いたことを社長に伝えても56%しか理解されないことを心得るべし。005.gif

・「業績が悪いのは外部環境のせいだ」という社長ほど、業界動向や市場(顧客)のこと
(=外部環境)のことがよくわかっていない。社長さえも外部環境の理解を軽視していることは往々にしてある002.gif

・調査の際は、ヒト・モノ・カネ・情報・その他について出来る限り網羅的に分析すること。得意分野に偏らないよう注意する070.gif

・社長が「効率性」という観点を持っているか否かも、再生できるかできないかのひとつの大きなポイント005.gif

・経費削減は冗費が多い会社ほど容易。乾いたぞうきんを絞る方が難しい。007.gif

・従業員のモチベーションを上げるためなにができるかを考える前に、モチベーションを阻害している要因をひもとく030.gif

・計画の「実行可能性」において、税務・法務が「大失敗」につながる可能性がある。特にH25年に改正された、「みなし譲渡益非課税特例制度」(個人資産を法人に贈与した際に譲渡益が非課税になることが「適用されない」こと)に注意
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by hito2653 | 2013-10-13 00:05 | 診断士
またまた岡本吏郎さんの本で、なるほどと思ったところを引用です。

資産運用の世界に置いては、β(ベータ)という言葉がつかわれます。
β(ベータ)に対してα(アルファ)は、市場全体の平均収益率を上回る、または下回るリターンを表します。

つまり、ファンドに投資する投資家は

・どの市場(β)に投資するか、
・誰の運用方針(α)に投資するか


この2つを選択して投資をしていることになります。
このα、βという言葉を経営の世界に当てはめてみれば

・αは経営者個人の手腕
・βは日本の経済成長


を表します。
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つまり「日本のGDPの推移」は日本経済のβを表していることになります。

かつては日本経済という市場に乗っていれば、よほど間違った経営をしない限り誰でも経営ができた。それが戦後日本の経済だったのです。
こうした恵まれた環境のなかでも経営者の手腕(α)の差が歴然と出ましたが、日本の経済のβが順調に伸びていく限りは、市場に投資した誰もがリターンを得られたはずです。

ところが、1990年代に入り、日本のβの様子は一変しました。それまでの右肩上がりは約束されなくなり、日本経済というβの場では逆にαが重要な要素となったわけです。


なるほど。日本の成長βがあったからこそ、経営者の手腕αの差はそこまで表にはでなかったんだね。
これを読んで、こんな経済情勢でも経営手腕(α)があれば、なんとかやっていける!と希望を持つのか、いやいや、αもβもないなか廃業しかない、と絶望するのかはその人次第です・・・。
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by hito2653 | 2012-08-28 22:47 | 診断士
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色々な業種ごとに指標の特徴はあるのだけれど、
どんな業種においても、ROAの管理と最大化を重要と考えるべし、と著者は述べています。

例えば、ホテルや製造業のような投下資本が大きい業種はそれ相応の利益をあげていないと、ものすごく低いROAになってしまいます。投下資本が多い分、いっぱい利益を上げなきゃいけないってことですよね。規模相応の利益を把握し、0.1%でも上げようとする努力、それによって貸借対照表の構造も変わってくるというのです。

ROAの数値を上げるには、投下資本が少ないほうが有利になるのは明らかです。

そこで、総資本の削減、といった考え方が出てくる。

遊休資産があれば、それを売却すれば管理コストもなくなるし、総資産が減って有効なのは誰の目にもわかるけれど、そもそも「遊休資産なんてない!」という中小企業の方が多いのでは?

一番手を付けやすいところからいえば、「在庫」
これも資産のひとつだから、これを減らせばROAは改善する。

在庫回転率の式は、
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となります。仮に年商1億円の会社が1,000万円の在庫を持っているなら、
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10回転ということになりますね。ということで在庫が1年に10回転しているということになる。

とはいえ、1年に10回転といってもピンとこないので、「在庫回転率」ではなく、「在庫回転日数」が使われます。
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したがって、この年商1億円、在庫1,000万円の会社は在庫の平均保有期間が約36日、ということになります。

じゃあ、この数値を改善させるためにどうやって在庫を減らしたらいいの?というところですよね。
在削減の基本は

①毎月棚卸の実施
②商品、原材料ごとの回転率の把握
③在庫の ABC分析
④アイテム数の削減
⑤仕入ロット規模の縮小


などです。
年1回の棚卸を毎月行うようになっただけで、飛躍的に利益が伸びた会社があったそうです。棚卸を毎月することが利益につながるなんてにわかに信じがたいことですが、把握することが自覚につながり、販売戦略等につながるとい事例なんでしょうね。
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by hito2653 | 2012-08-26 12:33 | 診断士
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中小企業のROAってあんまり考えないのかもしれないけれど、
結構重要な数字で、

規模に対して妥当な儲けがあるか、という指標となります。

で、税理士なんかは
「中小企業のROAは4~5%」を目指しなさい、というんだけど、これは大企業の平均値7%というところからきているらしい。

「大企業でも7%くらいの利益しかあげられないんだから、中小企業さんならそれくらいを目標にしなさい」と。

でも著者は、それっておかしいんじゃないのって思うわけです。

ROAの式はご存じのとおり、
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となります。てことは、総資本が少ないと数値は高くなるわけですよね。
また、資産ロットの少ない中小企業は、大企業に比べて運用しやすい状況にあると言える。

ということは、中小企業のROAは7%どころか10%以上が必要と考える方が正しいでしょう。また、中小企業では、それくらいの数値が出さなくては内部留保もままならないというのです。
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by hito2653 | 2012-08-26 11:51 | 診断士
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さて、今回は「資金繰り分岐点売上高」というものの考え方について学んだことを書きます。
いわずもがな、「資金繰り」は中小企業にとっての「生命線」になるわけですよね。

まず当然、「もうかっている」「赤字ではない」ということを考えるのが大事なんだけれども、資金繰りを考える場合、「借金を返せる分だけの売上を確保しているか」
そういう考え方も大切になると思います。

損益分岐点については以下のような式になりますよね。
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資金繰り分岐点売上高の式は以下のとおり。
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もちろん、これが必ずしも正しいものではないですし、厳密にいうともっと細かい計算になります。

「減価償却費等」には減価償却費のほか引当金などの「非資金費用」を含みます。

分子には本来「棚卸資産増加額+売掛金等増加額-買掛金等増加額」が加算されるべきですが、上記は簡略版になっています。

さらに厳密に考えれば、分子に当期の法人税支出額(本税+中間納付税)も入ります。

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by hito2653 | 2012-08-25 22:07 | 診断士
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本書は、筆者自体が税理士でありながら、税理士によりいかに中小企業の会計が歪められているかを繰り返し述べています。

まず、中小企業者の提出する決算書には4パターンある。

①税理士や記帳代行会社の「記帳代行業務」によって作成されたもの

②決算書作成のみ税理士に依頼

③税理士に監査業務を依頼

④内部統制、自計化できており、税理士に申告書のチェックのみ依頼


①なんて論外で、領収書と通帳の束を渡され、はっきり言って「でっちあげる」形で決算を作成するようなもの。だけれど、実際に「記帳代行業務」のニーズは多くって、収入源にしている税理士も多いみたい。
あたりまえだけど、漏れはありまくり

ある税理士から聞いたこと。
最近のやり方で、「無料税務相談」を行って、相談に来た社長に、「うちに頼むともっと安くなりますよー」と、よそでやってる顧問契約を乗っ取るやり方。
不況だからって、安かろう悪かろうのところに頼むと、自社の経理が把握できなくなってしまう。


②は一番ありがちですね。しかし、知らず知らずのうちに「税法による歪み」が生じ、社長はそれを把握しないままになってしまう。
③は中堅企業じゃないとなかなかやっていないですよね。第一、中小企業のニーズはあまりないようです。
④までいくと、言うことはないでしょうけれども、すごく少ないのが現状でしょうね・・
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by hito2653 | 2012-08-19 21:02 | 診断士
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たまには真面目な内容の記事も書きます。
「会社にお金が残らない本当の理由」がベストセラーで有名な中小企業会計のカリスマ、岡本吏郎税理士の集大成ともいえる、らしい本を購入しました。

とはいえ、買ったのは結構前で、分厚さに負け、しばらくちゃんと読めてなかった本で、復習のつもりで共有したいと思います。

まず、会計について少し勉強した人なら知っているとおり、
「税務会計」と「財務会計」は違います。

税務会計はその名の通り、税額を計算するための会計。
だから、税務基準の利益と会計基準の利益を調整するのが「法人税申告書別表四」
になるんですよね。

本書で「ゆがみ」の代表格としてあげているのが
「減価償却費」

たとえば、飲食店を開業した人がいる。
借地のうえに、借金して建物を建てた。税務では木造建物の耐用年数は一律に20年にしている。
決算書では減価償却を計上したうえで黒字。正しい投資と言えるか・・・。
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誰もが気付くことだけれど、この場所でレストランを20年続けているのか。それも一度も改装もせずに。

通常、飲食店は開業から3年すると売り上げが急激に落ちていく。
それを阻止するためにメニューの改善などを絶えず行う必要があるし、早めに店舗の改装をしなくてはいけない場合もあるだろう。20年同様の建物で同じ売り上げを維持するのは通常「ありえない」と言える。

したがって、決算の策定に当たっては耐用年数を短めに見積もって、減価償却を算定するべきであり、
投資の際もそれを考慮に入れないと1年目から利益が全然足りていない、ということになってしまいかねない。

つまり、税務上の耐用年数は、あくまでも課税の公平性から決定された納税額算出のためのものといえる。
それを実態と調整するのが「法人税申告書別表四」

しかし、別表四でもなんら調整されていないことの方が多いのが、中小企業会計の実態だ。

こうして、「減価償却費による歪み」が生じてしまう。
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by hito2653 | 2012-08-19 20:30 | 診断士
最近気づいたんですが、中小企業の社長さんは、
「粗利率」よりも、「原価率」
の方が、スッと入るみたいです。

私の経験上・・って言っても少ないんですが、社長さんに「原価率」について尋ねて、「原価率って何?」って言われたことは一度もありません。100%通じます。

一方、「粗利率」について尋ねたときに、「あらりりつ???」
と「?」な顔をされることは結構あったりします。

会社のスローガンでも「原価低減」はあっても「粗利率向上」はあまり見ることはありません。

「粗利率」っていう言葉は、金融機関やコンサルで日常的に使っていますが、おそらく金融機関目線なんでしょうね。利益の中から借り入れの返済をしてもらうので。

恐らく中小企業の社長は、売上に対して、製造するのに(仕入れてくるのに)いくらかかったか、という方がパッと計算できる。利益は目に見えませんからね。

「粗利率」より「原価率」の方が、社長(顧客)目線と言えるかもしれません。
表裏一体で同じことなんですがね。

気付いたのでメモっておきます。071.gif
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by hito2653 | 2012-05-15 23:45 | 診断士
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(P.100)
「設備資金」のお金はどこからくるのか⇒
資金繰り悪化の原因⇒本来仕入先に払うべきお金で設備投資をしてしまい、結果、仕入れ先に支払うお金がなくなってしまった
ではどうしたらよかったの?

設備資金の分は銀行からお金を借りればよかったのである。なぜそうしなかったのか。
設備投資の融資審査は時間がかかる。つまり、めんどうだし、うるさい。これをW社長は嫌った。設備を自己資金で行った。あとから運転資金を借りたものの投資額の半分でしかも5年という短い期間。

(P.115)
「粉飾したら抜けられない」
税務署は税を取るのが仕事だから利益を大きく見せる粉飾は怒られない。
借金するために借金して税金払って・・一度粉飾をしたら、その後の決算に大きく影響するようになる。何年も粉飾を引きずる場合もありうる。
「毒を食らわば皿まで」そのうち罪悪感もへったくれもなくなって、色々な科目を操作し、経営者自身も自社の業績を把握できなくなる

(P.171)
「設備投資は自己資金と借金で」
まず、事業として不動産を購入する場合の基本中の基本。
「土地は経費にならない」この1点につきます。建物は機械はまだいい。税務署の耐用年数が長かろうが減価償却をできるだけまし。土地は価格が下がることが十二分にありますが、減価償却はできません。経費で落ちるのはせいぜい固定資産税くらい。

よって、土地を借金してまで買って事業に使うとなると、いったいどれほど儲けて税金を払わなければならないのか、電卓をたたかなくてもかなりの数字になるでしょうね。






ふうーーーメモり疲れた(笑)
金融関係にお勤めの人は「あるあるーー!」っていう感じになるのでは?
借入れが多くても、旅館業やとなんで融資できちゃうのか?建設業の審査はなぜ厳しいのか?

設備計画で導入時の資金調達を誤ったがために後の資金繰りがどうにもならなくなってる会社とか、
粉飾を行ったが最後、会社の数字がめちゃくちゃになってしまって、誰も正しい経理を知らない会社、とか、
中小企業の社長は不動産投資大好きだけど、土地は損金で落とせないから、不動産投資後、資金繰りが一気に悪化した会社とか・・・・・・・・・・・・・・

あるあるあるーって感じですね。(^^;
にしても、なんでこの本、amazonで酷評なのか、わからん。おそらく、いろんなとこで中小企業社長や金融機関の本音が出てるから読んでてイタタマレナイ部分があるからなのでは?

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by hito2653 | 2012-05-14 22:30 | 診断士
ちょっと前に流行った会計本ですが・・
ほんーを売るなら~♪のトコで100円で購入しちゃいました!

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中古本ながら、読む前にamazonでレビューちぇーっく♪
・・・あれ・・・ん???驚くほどの酷評なんやけど・・・^^;

ということで、あまり期待せずにページをすすめると・・
あら、これは面白いー。010.gif
話し言葉で多少ラフすぎるところはあるけれど、サクサク読めるし、
内容も結構実務に近い。

読者ターゲットを広くしようとしているのか、あなたが学生やフリーターなら・・と書いているけど、正直学生なら仮に簿記をやっててもピンとこないと思います。会社やってる人や銀行員やってる人が経験で知ってることも多く書かれていると思うので・・。

前置きはさておき、これまで「わかっていたこと」が「わかりやすく」「おもしろく」書かれているので、備忘のためにも
パクれそうな表現を何回かに分けてピックアップしておきますね。

ちなみに、「なぜ社長のベンツは4ドアなのか」ってタイトルは内容とあんまり関係ありません・・(減価償却費のくだりでチラッと出てきますが)

「なぜ、年商の四倍の借入れのある旅館が潰れないのか」
―「資金繰り」と「決算書」の話―


(P.49)
止血の手当はもちろんですが、それまでの「輸血」の手配が大事じゃないですか。
「検査」は必要ない?
経営上の資金繰りの場合は検査(財務分析)が有効なのは、まだ資金不足を自覚する前しかありません。もう自覚するようになったら、「銀行対策」が一番ですよ。

「銀行対策というと?」大きくいって2つしかありません。
「もっと借りることと、返すのを待ってもらうこと」

(P.51)
輸血で足りなきゃ献血(家族や友人から)で。」が中小企業の実態

(P.52)
「借金経営が成り立つ条件」
一つ目は、現金商売ということ。これが最重要ポイント
二つ目は原価率が低く、在庫負担が少ないこと
三つ目は季節変動はなければないほうがいい


「ということは建設関係というのは」難しいでよね。借金経営したくても、売上そのものが単体扱いですし、特定の取引先にたよってしまいます。さらに在庫ではないですけれど、工事仕掛負担がでます。建設業種によっては春夏秋冬の変化もあるでしょうし、それよりも工事代金の入金に感覚が空きますから、そこを埋めるのに資金繰りが必要になります。

(P.55)
「八億も10億も同じ!」「売上がダウンし始めたのに、追加融資までして改装したのですか、銀行もよく出しますよね」
「もうね、業種によって宿命づけられた特性みたいなものがありますから。たとえばこういった旅館もそうだし、飲食や小売りといった業種はいったん落ち始めたら、それに加速がついてしまってからでは、止めるのにも時間がかかりますから」
ひらたく言えば、売り上げダウン、つまりお客さんが逃げているわけですよ。

減ってしまった売り上げの分析は、じつにさまざま考えられますが、誰の目にも見えるのは設備の老朽化でしょう。

下がり始めた売上の回復を図るにしても、早めに手当てしておくにこしたことはありませんよね?「うーん、それで2億も追加ですか」理解しがたいですか?ここまできたら「八億も10億も一緒」ですよ払えなくなってしまうんだったらね。
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by hito2653 | 2012-05-14 21:57 | 診断士