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「人にいえない仕事はなぜ儲かるのか」門倉貴史(角川oneテーマ)

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門倉貴史 二発目~!~(´ー`~)
それもアウトロー系の本で2発目~(笑)!

・・と思いきや、どうもタイトルと違って、私の大好物のアウトロー中心の本ではなかった。

主に「税」について書かれているマジメな本。

サラリーマンの税金が「クロヨン」とか「トーゴサン」といわれるように、「取りやすいところから」むしり取られているのは、よく知られる話。前別の拙ブログにも書いた。

「稼いだ分」を、税金を取られずに、できるたけ手元に多く残そうとすると、サラリーマン以外の稼業がいい、ということになる。

さらに、地下ビジネス、つまりアングラの仕事であれば、税金なんて1円も納めないんだから、稼げておまけに税金までおさめなくてもいい、ということで、
「そら、儲かりますわ」ってことになる。

ただ、この本ちょっと古い。なにせブックオフで100円で購入したから(笑)2005年11月初版。門倉氏が「ほんまでっか」にまだ出ていない時期。でも、結構売れたみたい。

今や個人情報の廃止された「長者番付」が話の軸になっている。
終章には「来るべき大増税時代にそなえよう」と。これは、まさに、今現在である。
さらに、
復習の意味でもう一度質問してみよう
質問①「野球選手や大学教授はなぜ個人会社を作るのか?」
質問②「同じ年収なのに長者番付に載る人と載らない人がいるのはなぜか」
本書を読み終えた読者なら容易に回答できるだろう。
とある。

ちょっと勉強してる人なら、本書を読まなくても、そこそこ的確な答えを答えられるだろう。

でも私が個人的に思うことは、「なんだかんだでサラリーマンでもそこそこ儲かる」ってこと。
失業した友人が、無給になったのに、国民年金やら毎月結構な額を払わなくてはいけないことに驚いた、
と言っていた。そうなるわな。サラリーマンは社会保険の半分は会社が出してくれてるわけだし、商売のように少なくとも「赤字」になることは絶対にない。

国や会社の社会保障の枠組みからあえて離脱し、税金も社会保険も払いません、好きに稼いで自分の老後は自分で面倒見るワイ!、という人もいるかもしれない。

でも、現在の生活保護受給者の多くが過去そういう人たちだったことも忘れてはならない。(・A・)
by hito2653 | 2012-02-28 23:35 | 読書