出版社は返品がつきもの ~返品調整引当金~

先日、出版社、書店のビジネスモデルは「委託販売」である、というふうな記事を書きました。
本屋と出版社のカンケイ~「委託販売」と「再販売価格維持制度」

つまり、書店に並んでいる本は、出版社の在庫になる。
・・・てことは本が売れないままある一定の期間が過ぎると本屋から返品される、ということになります。

そうです、出版社は本屋に納めた本が大量に返品されてくる、ということがつきものであるということです。
しかし、返品された本は市場では評価されない「売れない本」です。007.gif
適正な利益を出すために、返品された「在庫」の金額を調整する引当金、それが、
「返品調整引当金」です。

c0190486_3321887.jpg

ネットで調べた定義は以下の通り
「当期の売上に起因した翌期以降の返品に対して発生する利益の減少額見込の引当金のこと。」
返品調整引当金とは

以下引用
税務上は、出版業又はその取次、医薬品化粧品・レコード(CD)などの製造業など、買い戻し特約のついた特定の指定業種に限り、損金計上を認めている。

税務上の損金計上限度額は以下の2つの基準を選択することができる。
1)売掛金(受取手形割引手形等含む)基準
当期末売掛金の帳簿価格の合計額×返品率×売買利益率
2)売上高基準
当期末以前2ヶ月の売上高の合計額×返品率×売買利益率


ちなみに、現在法人税上繰入が認められる引当金は、貸倒引当金と返品調整引当金のみとなっているようです。

以下引用(wikipedia 「引当金」より)

法人税法上繰入が認められる引当金
現在は、次の二つのみが法定されている。

貸倒引当金(法人税法52条)
返品調整引当金(法人税法53条)
また、かつて、認められており、現在税法上では廃止された引当金には、次のものがある。

賞与引当金
退職給付引当金
特別修繕引当金
製品保証等引当金

[PR]