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書評 残念な人の思考法

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「残念な人の思考法」
(山崎将志)日経プレミアシリーズ


だいぶ前に買ってちょっとずつしか読んでなかった本だけど、日経ビジネスにこの方が特集記事を書いていたので、ようやくこの本について書いてみるにした。

まず、この本の購買動機はたいていの人はこの本の「帯」にある文言からだと思う。本体の装丁は至ってシンプルなのだけれども。

頭は悪くない、でも仕事ができない。
華麗な経歴なのに軽く扱われる、
「話が長い」と思われる、
丁寧にやっても結果が出ない・・・・
あの人の何がいけないのか、人生を充実させる「思考のヒント」。


これを見て、「あ、あいつのことだ」「私のことだ」ということで本を手に取った人が多いに違いない。・・・かくいう私の場合は後者だけれども007.gif(別に華麗な経歴はないんだけれども)

本書にはないけれども、日経ビジネスでは「残念な人マトリックス」なるものを掲載していた。
このような割合で残念な人は存在し、悲しいことに「勉強しない」が「実践する」人(オレンジの象限)のほうが仕事では成果を上げるというのだ。思い当たるフシはあるかもしれない048.gif
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また、仕事はできない人は「塗り絵」がヘタだという。
これも、帯にあるゾウの塗り絵が目を引いている。これは、単なるたとえであって、要は物事の枠組みやゴールを規定しないまま目先の仕事に時間や労力を使っても、はみ出て濃淡が均一でないヘタクソな塗り絵になってしまう、ということのようだ040.gif

本書は、まず本の帯で目を引くし、中身も事例がたくさんあって面白い。
でも、他の人の書評でも書かれていたけれど、ちょっと散逸感がある。(別にそれを「残念」とウガった言い方をするつもりはないけれど)

だから、ちょっと断片的には面白いんだけれど、全体として読みづらい感があった。そのため少し読んでは放置(?)を繰り返し、結局読了するのが遅くなってしまったのかもしれない027.gif

でも面白い本ということには違いない。先のブログで上げた「PREP法」を使って残念な人、と思われないように、まずは「残念な人」脱出をはかりたい^^;070.gif
by hito2653 | 2010-08-06 06:45 | 読書