祇園祭
恐らく祇園祭の山鉾を見に来ていたんだろうと思います。
毎年祇園祭の時には色々な人に会うなあ。
先ほどもうちに、いとこ夫婦が祇園祭観光がてらうちに来ていました
私にとって祇園祭は、家の前が歩行者天国で、鉾が立っているので、わざわざ「祇園祭りに行く」というより「今年も祇園祭が始まったんだなぁ」という感じ。
これまで、祇園祭に対し、それ程大きな感情もなかったけれど、それなりの年齢になってくるとちょっと感慨深いものがあります。
例えば湿っぽい話になっちゃうけど、2年前に亡くなったおじいちゃん。
祇園祭が「大好き」で・・・というよりもうちの町内の鉾の保存会長を15年以上やっていたので、ある意味「実施」する側・・
寝たきりになったときも、祇園祭のお囃子のテープを聴くと、目をぱちくりさせて慌しくまばたきをしたり、とにかくお囃子の音を聞くと使命感を感じるのか、とかく反応をしてくれるのです
そんなおじいちゃんも2年前の祇園祭の前々日に亡くなりました ・・。
みんながお花の横にちまきや絵馬をたくさん御供えして下さいました
・・・わたし、実は最近まで祇園祭はあまり好きではなかったんですよね。
人は多いし、非常識な人たちが家の前でゴミを捨てて行ったり馬鹿騒ぎしたりしてたり・・ 家に帰るときに酔っ払いに絡まれたこともあったし、夜店の値段はやたら高い。近所の商店は「これぞ稼ぎ時」みたいな感じで派手に横断幕を張って、必死こいでる感じも冷めた目で見てたんだよね
そして、おじいちゃんが鉾のことで色々世話をしているのも、「勝手にやっている」って思ってたし・・。
でも、おじいちゃんが亡くなってから。。というわけではないけれど、それなりにオトナになった今は、子供の頃のような素直な気持ちで、お祭りのワクワク感を感じられるようになりました。
今年も夏が来た!!
子供の頃お囃子の音を聞くとワクワクして、浴衣を着せてもらってりんご飴を買いに走ったあの頃のことを思い出します